2012-11-29から1日間の記事一覧

連作百首:瞬間移動した蝸牛(題詠blog2012まとめ)

001:今 もう僕はひとりで行くよ 延々と更新中の今期最速 002:隣 籤引の虚栄 隣人を愛せとはそういう意味じゃなかったらしい 003:散 我という一家離散の危機にさえ軋みながらも止まらぬ器官 004:果 意味はない それに触るなparanoia 朽ち果てた風俗のポス…

完走報告(南葦太)

何とか今年も終了しました。 何だかんだ言いながら今年も楽しかったです。 主催の五十嵐様、ご同行の皆様方、ありがとうございました。

100:先(南葦太)

彗星が聞いたエキゾーストノート 酸素も尽きたその先の夢

099:趣(南葦太)

お世辞にもオトコの趣味は褒められたもんじゃないけど頭を撫でる

098:激(南葦太)

激流となりし悪意も悲しみも Letheよ その供物と為そう

097:尾(南葦太)

生まれたし尾を引きずって生きるのさ ペンギンは青空を背負って

096:拭(南葦太)

浸みこんで拭いとれない夕闇になんか知らんが痒いくるぶし

095:樹(南葦太)

季違いの脳を漏れ出す熱 冷えた右手で触れる深夜伸びる樹

094:担(南葦太)

実態がしょい込んでいる矜持には担保不足と笑うな 烏

093:条件(南葦太)

頑迷にならずに勝利条件を見直してみる気はないですか

092:童(南葦太)

画用紙に光を描くには影を描け 9割半は童貞だった

091:締(南葦太)

7月のざるうどんごと噛み締める喰ったものしか出てこないこと