2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

018:格差(南 葦太)

豆殻を燃して煮られる豆 (格差) 背比べして笑いあう花

017:解(南 葦太)

眠れずに君が涙で悲しみを加水分解している夜更け

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失ったものの大きさ 手に入れたものの優しさ うん まぁ いいや

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別々の夢を見ている そう それが? 君の隣の隣は君だ

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そう たぶん世の中は間違ってない 君が笑った…ほかに理由が?

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えっちだな 変な棒を変な穴に入れたり出したりされる耳掻き

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それぞれの目線の高さ それぞれの歩幅 僕らは坂の途中で

桜待ちの改作、とか

ワガママを通しちゃうから これからも隣を歩くのを決めたのも ありがとう 生まれて来てしまったけど 僕は君にたどり着けたんだ 生きていくことなら別に洒落でいい 君と笑えているから それで

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解釈の分かれるところ 無愛想で不機嫌がちな君の笑顔の

お誕生日おめでとう!

何だかんだで、当ブログも一周年の運びとなりました。うん。なんとか短歌も一年は続いて、まだほっぽり出してはいない。一年で、短歌関連のエントリが250弱。ほぼ三日で二首ぐらいのペースで詠み続けてきた計算か。いや、かなりムラッ気があるのは否定しませ…

016:Uターン(南 葦太)

Uターンせざるを得ない 運悪くレジのバイトが女の人で

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鍵を掛けたかわからない Uターンするかしないか いや するけどさ

015:型(南 葦太)

しあわせの典型として君といてステロタイプな天啓が来て

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柵の縁と自由の離型剤 使い切り得た60時間

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焚き付けがプラスチックの魂じゃ燃え上がらない 生煮えの夢

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僕はもう煮えくり返る鍋の底忘れ去られた大根でいい

014:煮(南 葦太)

煮沸消毒するべきは 肉 今夜しゃぶしゃぶなんて食べに行かない?

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燃されるか煮られ喰われるかの違い 豆達よ撃て 本当の敵

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カタカナにしてヰタ・セクスアリスなど高尚ぶって晒す性癖

013:カタカナ(南 葦太)

閉じた傘 上がる歓声 〜Rainbow〜 僕はカタカナ君はひらがな

012:達(南 葦太)

毎日が僕達の日々だった夏 始まりを待つ夢の結末

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緩慢な運動停止 致死量に達する孤独 寝違えた頚

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もう二度と目覚めないよう致死量に達する甘い夢を下さい

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戦場は君が達人になるまで待ってくれない 死ぬな 戦え

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毎日が僕達の日々だった夢 始まりを待つ終わらない夏

011:嫉妬(南 葦太)

嫉妬など前菜に過ぎない 塩も振らずにどうぞ Lettuce only

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姉さんの未来の人に嫉妬して雛人形はまだ出しておく

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いかないで なんて嫉妬は押し隠し塩も振らずにレタスを齧る

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この街の熱量保存則として36℃の君の手のひら

010:街(南 葦太)

この街の熱量保存則として温度をくれる君の手のひら